クレジットカード・ハンドブック提供

クレジットカード用語辞典はクレジットカードだけではなく関連する用語やクレジット、金融関連用語も収録した用語辞典です。
用語の説明だけではなくなるべく関連した事項や、クレジットカード会社に勤務していた経験からのエピソードなども記載しています。
用語は下記のリンクから50音順に調べることができます。

CAT

 Credit Authorization Terminalの略称でクレジットカードのオーソリゼーションを自動で行なう端末機。クレジットカード加盟店に設置されていてクレジットカードの承認と伝票作成を行うことができます。G-CATと呼ばれる端末機では売り上げデータをクレジットカード会社に送付することができるので、売上伝票の発送が遅れたり、送り忘れたりすることで立て替え金の支払いが遅れる心配がありません。しかし、伝票はあくまでも現物を送付する義務があります。

 CAT端末機が普及する前はインプリンターによる伝票作成が主流でした。インプリンターは簡易印刷機器でカード売上伝票を手動で作成します。この場合オーソリは電話で行うことになるので、電話の近くに第三者がいる場合などはクレジットカード番号が漏洩する可能性があります。
 そのためセキュリティー面や処理時間の短縮などを改善するためにCAT端末機を普及させたのです。

 そのほかにも24時間対応が可能な点でCAT端末機は威力を発揮します。飲食店での利用はクレジットカード会社の営業時間外の深夜になることもあり、CAT端末機の普及前は飲食店で夜間に使用された売り上げはクレジットカード会社に送付されてから却下されることがありました。オーソリの承認を得ていないケースが多かったからです。そのため飲食店ではカード決済が利用しにくいのが現状でしたが、CAT端末機の普及はその問題を解決しました。

 飲食店以外でも海外利用が増加した現在では24時間対応は常識となりました。CAT端末機を普及させるためにクレジットカード会社では費用を一部負担するなどの努力をしてきました。キャンペーンなどにより端末機を割り引いたり無料提供するなどのサービスで普及させてきたのです。

 しかしCAT端末機にも落とし穴があり伝票が自動作成されることで、クレジットカード券面情報と伝票に記載された内容をチェックすることを怠るようになったのです。そのためクレジットカードの券面と磁気内容が違う不正カードを見分けることができずスキミングによる被害が増大しました。
 手動式ではありえないカード犯罪ですが、クレジットカード犯罪ではセキュリティー強化と犯罪者側とのいたちごっこが続いているようです。

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